「離婚は子供がかわいそうだからしない」が間違ってた話

子供のこと

旦那との生活に嫌気がさしてくると

「離婚」

の2文字が頭をよぎる。

 

  • 離婚をしてしまえば簡単に開放される
  • こんな男は見捨ててさっさと次にいこう
  • こんな現実、無理に耐える必要なんてない!

 

「…っていう考えは我慢が足りない」

と思っていた過去の私を全力でぶん殴りたい/(^o^)\

そして、抱きしめてあげたい。

 

例えば、日本人って全員ではないけれど

「我慢するのが美徳」みたいな風潮ってまだ全然残ってて。

 

今までの夫婦像だと

 

夫の浮気は甲斐性よ!! とか

ちょっと殴られたぐらいで… とか

男に家事をやらせるものじゃない!! とか

 

「嫁が我慢しないで誰が我慢するの?」

っていう空気が、今までの当たり前だった。

 

私も昭和生まれだから、やっぱり

「自分で決めたことは簡単にあきらめちゃいけない」

みたいな考えがコッテコテに身に沁みついている。

(学校はよくさぼってたけど、それは「行かない」って決めてた)

 

だから、

  • 旦那がモラハラで自己肯定感0にされても我慢
  • 産後、全然睡眠時間取れないのに友達と我が家でお酒飲んでても我慢
  • そもそもこっちは友達と会う時間すらないけど我慢
  • 金銭的に余裕がないのに飲み会行ったり散財されても我慢
  • 結婚してから一度も美容室行ったことないのに、旦那は毎回美容室でも我慢
  • 女とホテルに行った形跡を見つけても責めずに知らない顔で我慢
  • 家事育児は全然してくれないのに「稼ぎがない」とか言われても我慢
  • 赤ちゃん抱っこしながらご飯を作ったのに「これだけ?」って言われても我慢
  • とにかく子供と旦那を1番に考えて我慢!!!

=奥ゆかしいやまとなでしこ

 

っていう認識がどこかにあって!!!!!

女は歯向かうもんじゃない!!!!

って!!!思ってて!!!

 

でも違った。

 

「我慢するしかない」と歯を食いしばっていても

我慢しきれない夜とかもある。

 

でも年に一回しか会えない友達にはなんか言いにくくて、

匿名でモヤモヤを聞いてくれるところを探して相談してみた。

 

そしたらさ、その時に

「お子さんってどんな感じですか?」って聞かれたの。

 

そのころね、旦那がめっちゃ暴力振るってて

子供には手をあげないんだけど

私は毎日めっちゃ蹴られたり殴られたりしてて。

 

「私さえ我慢してれば子供には手をあげないし」

って思ってたんだよね。

 

でも、

「お父さんがお母さんを叩いてる(蹴ってる)」

っていうのは子供にもわかるのである。これって怖い。

 

「私さえ我慢すれば…」ってなってるときは

自分では何故か全然気が付かないんだけど、そうやって

我慢して耐えている間も子供の心はどんどん傷付いてる。

 

つまり

「私だけが我慢してもどうにもならない」

っていうことに早く気が付くべきだったんだよな。

 

だから、子供は「お父さん嫌だ」「怖い」って言うようになる。

そうすると、旦那は面白くないからまたキレる。

殴られる、蹴られる。子供怖がる。

 

これ。

「面前DV」

っていうやつらしい。

 

子供的にはもう精神的に辛すぎ。

冷静に考えたらそりゃそうだ。

 

子供にとってはお父さんもお母さんも

大好きな存在だったはずなのに。

 

大好きなお父さんが大好きなお母さんに暴力をふるう。

 

「子供のためには、両親が揃っていた方がいいだろう」

と思ってひたすらに我慢していただけの時期だったけど、

この一言で

 

「小さい子供にそんな思いをさせていたんだ」

「なんてことをしていたんだろう…」

 

と気が付いた。

 

嫁だから我慢する=やまとなでしこ じゃなくて

バイ!このまだ逃げなかったの!ヌよ!のバカ!」

になるところだったなと。(無理矢理すぎ)

 

実際、そうやって我慢して耐えていたにもかかわらず

夜中に目を覚ましたら目の前に包丁の刃先があって

旦那が私にそれを振り下ろそうとしていたこともあったし。

 

私がびっくりして飛び起きたり、

旦那がなんかの拍子で手を離していたら

私の目に包丁が突き刺さっていたと思う。

 

そんなの見たら子供のトラウマになるってわかりそうなものなのに。

「私が我慢していれば」なんて、無責任もいいところだ。

 

ちなみに、こうして我慢することにはもう一つ悪影響があって

「娘は将来同じようにDVを受ける可能性が高まる」

「息子は将来同じようにDVをする可能性が高まる」

っていう怖い話もあるの。

 

「お母さんも昔こうだったけど、我慢してたな」

と思うと我慢しちゃうのかな…

 

「お父さんは気に入らないことがあればこうやって暴れてた」

って思っちゃうのかな…そんなの嫌すぎる……

 

このことに気が付いてからは、

だんだん「目の前のことを我慢してやり過ごそう」ではなく

「どうするのが子供にとって最終的に1番いいのか」

を考えていかなきゃなと。

 

旦那がどうしても止まらないなら、離婚した方がいい。

 

「家族に暴力を振るような人がいる」

っていうことを日常にしちゃいけない。

 

あとは、周りが見えるようになってからは

自分を一生懸命育ててくれた、両親のことも考えてた。

 

結婚するまでは「早起きなんてできない」って言われてたのに

朝5時に起きて60kmも離れた職場へ通っていたお父さん。

 

持病があるのに、学校を卒業後に入った会社で

「リストラ要員だ」と言われながら最後まで勤め上げたお母さん。

 

2人は、私が将来こんな思いをするために

一生懸命育ててくれたわけじゃない。

 

暴力を受けながら我慢して笑っててもいい人なんていない。

 

子供はもちろん1番大切だけど、

「子供が自分を大切にできる心」を育てるためには、私がもっと楽しく幸せに暮らして、その背中をみせてあげないといけないんだ…!

って考え直した。

 

しかもこの「やまとなでしこ」だと思って我慢していた暗黒期が

自分でも気が付かないうちに旦那のDVを悪化させていたかもしれなくて。

 

子供のために…と思って我慢していただけなのに、

常に「自分なんて…」という感じで自分と接していると、周りも「あんたなんて」という感じになっていっちゃうらしい。

 

だから、旦那も

「こいつなんて蹴っても殴っても別に良い」

みたいになっていった可能性もあるよなと。

 

だから、

「自分を大切にしなきゃいけないんだ」

って、まずは気が付くことが重要だった。

 

「我慢する」っていうことが体に染みついていると

すぐに実践するのは多分すごく難しいこと。

 

だけど、自分を大切にしてもいいんだって気が付いてからは

何か理不尽な扱いを受けた時に

 

「私が我慢することによって子供や親を悲しませることになってない?」

 

っていう疑問が生まれて、

我慢しすぎることを防いでくれてる気がする。

 

「子供がかわいそうだから離婚しない」

 

っていうのは、幻想。

まずは自分が幸せかどうかを最優先に考えてよかったんだ。

 

子供だっていつもお母さんが笑ってた方がいいはず。

自分を幸せにできないのに、子供も幸せにできるはずがない。

子供だって、お母さんを犠牲にして自分だけ幸せなんて思わない。

 

お母さんと一緒に幸せになりたいはず。

出来ればそこに、「幸せな形で」旦那がいてくれるのが1番いい。

それが、できるのかできないのか。どうしたらいいのか。

一人で悩まずに「第三者の目」を入れてみるのが最適という結論に。

 

例えば、同じような悩みを抱える人のブログにコメントしてみるとか

(あなたはここのお問い合わせページからメールして来てくれてもいいし)

私が相談した、相談を受けることに慣れている占い師さんとかに聞いてみるのも良いと思う。

 

とにかく、大事なのは「一人で抱え込まない事」!

 

そして、誰がどうとかじゃなくて

「自分がどうしたいのか」

だったなーと思い返しています。

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